夏の贖罪
妹が警察に捕まった話。
某年の夏、妹が警察に捕まりました。
私は家で呑気に冷やし中華を作ってて、ちょうどきゅうりを切っていましたとき、
スマホから電話がかかってきました。
着信画面を見ると、相手は大学生の妹。
「もしもし〜久しぶり〜」
「……ぐすん」
え、なに?泣いてる・・?
「どした〜(笑)」と私。
「いま…けいさつしょにいて…ぐすん」
え・・警察?あの警察?
「ぐすん…友達から…自転車もらって…それでつかまって…ぐすん」
え……何もわからない。
「…とりあえずどこにいるの?」
「けいさつ…」
あ、それはもう聞いたんでした。
「周りに誰かいるの?警察の人とか…」
「いまかわる…」
ドキドキ。
「○○警察署××ですー。あ、ご親族の方ですか?」
…ほんまに警察やん。
「はい。」
もう緊張してハイとかいいえしか言えない…
「妹さんがですね、自転車の窃盗容疑で聞き取りされてまして、一人では不安そうなので後でお迎えにきていただきたく…」
云々。
もう「窃盗」あたりから覚えてないし。
まとめると、妹の留学生の友達から譲り受けた自転車が盗難車で、その留学生の友達も実は他の人から貰ってて、その先のルートもよくわからず…
まあ今回はちゃんと事情を話し、善意の第三者として事なきを得ることになりました。
自転車の譲渡はくれぐれも慎重に行わないといけませんね。