文鳥とピアノ

少しだけお付き合いください

2017-01-01から1年間の記事一覧

遊び人だけど楽しければいいよね

また、誘いに乗ってしまった。 コミュ障、アスペ、年齢=彼氏いない歴のチェリー。また違う男と遊びに行く。 今までご飯や映画に行った男の数だけは数えられるけど、肝心の彼氏の作り方をまだ知らない。いいなと思うことがあっても自分からは告らないし何よ…

好きなことより自分にしかできないことを

椎はご存知でしょうか。 夏目漱石『三四郎』にも出てくる常緑樹で、葉の裏が金色で風が吹くとよく分かる木です。 そのシイ属の木で、スダジイという種があります。 スダジイは元は陰樹であり、日陰が好きなので林の中ではできる限り陰になっている所にいます…

六畳半笑話体型~聖なる怠け者の帰還~

ほぼ二か月ぶりに更新します。新学期の始まりでドタバタしてたのは逃げ口上で、本当はほとんど読み物をしてないがために書く意欲も失せていました。遅れたが今学期の抱負と部活動について書きたい。 今年度から新しく始めたことと言えば、ラテン語の勉強であ…

香港澳門旅行記

大学に入ってから初めての海外旅行のような気がします。 行ったのは二月末で日本より暖かいと予想したが、前半の香港は普通に寒く(11℃)コートがほしいくらいでした。 香港はいくつかの島に分かれていて、夜景がきれいなヴィクトリアピークから人影が途絶…

国語の教科書に載っていた話をひたすら思い出す〜『少年の日の思い出』〜

今回は国語の授業で出会った作品についてお話ししようと思います。 長くなりそうだから、何回に分けて書くことを検討しています。 このテーマについて書こうと思ったのは、大学生協の本棚でヘルマンヘッセ作『少年の日の思い出』を目にかけ、懐かしさのあま…

読書案内〜『行人』夏目漱石〜

読んだのは新潮文庫のもの。後期三部作の二作目であるが『彼岸過迄』は読んでいない(高校時手に取ったが読めていない)。 行人 (新潮文庫) 作者: 夏目漱石 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1952/03/24 メディア: 文庫 購入: 3人 クリック: 69回 この商品を…

そら模様

空と言えば何を思い浮かべますか。 これは『から』でも『くう』でもなくて、『そら』の方についての話です。 日本語では『空目』『空耳』、夏目漱石《琴のそら音》(とても面白い話だが今回は割愛くぁwせdrftgyふじこlp)などは幻聴や幻覚の意味を帯びていま…

桑の実

今週のお題「何して遊んだ?」 小学校の頃の話をしよう。 その頃はまだみんなゲームやパソコンに疎い頃で、校庭も狭いのでこれと言った遊びもなく、時の流行り廃れに任せたものばかりだった。 一時期ヨーヨーが流行ってた時があった。ヨーヨーと言っても普通…

追憶

私の親はあらゆることに慎重で、息子の進路選びに実に思慮深い人達だった。 当時私は高3で、丁度進路選びと受験でいっぱいだった。理系科目は特に得意ではなかったが、文理選択でなぜか当たり前のように理系に進んでしまった。本当は心理学とか文学の方が好…

Thinking Time

気まぐれに立ち寄った本屋で気まぐれに立ち読みした啓蒙書の話です。 私は啓蒙書が嫌いな方です。嫌い、と一口では言えない感情かもしれません。本来私は自己啓発系が大好きなのです。中学のころなんかは、『チーズはどこへ消えた』、『これから正義の話をし…

雨が降るりそうなじめじめした冬の日に、不意に襲ってくる懐かしい空気を追いかけたその先にあるものは 小さい頃に住んでた都市の空の記憶と 少し古くなった石造の家 埃っぽい道路の脇を歩いてる情景 温泉旅館の廊下を歩いてる気怠さ それらは全て自分の中に…

夢Ⅱ

日ごろ自分が考えていることの答えは、偶に夢となって出てくる。 いいや、もしかしたら答えという程のものじゃないかもしれない。何気ない手がかりとか、小さなヒントのようなものだ。 電車に揺られうたた寝したり、本を片手に意識が朦朧とした時、尋常の道…

読書案内〜夏目漱石『門』〜

角川文庫を読んだのだが、本の背面のあらすじがあまりにもネタバレだった。それからと同じくどうしてもあの表紙が好きだったから本屋を探し回った。もうほとんど残ってない様だ。 『それから』に続いて、人妻を奪った主人公のその後をほのめかす作であった。…

不思議な夢を見た。 私は夜電車に乗っていて、帰路についていた。電車の中は空いていて、席が所々空いていた。しかし降りるはずの駅には違う名前の駅が出来ていて、それを過ぎても家から遠ざかるばかりだった。私は家に帰れないまま、逆方向の電車に乗り、世…

読書案内〜夏目漱石『それから』〜

夏目漱石の『それから』を読み終えた。高校で三四郎読んで"それから"二作は読めていないが大学に入って前期三部作再チャレンジです。どうしてもあのカバーのものが良かったから結構探し回ったものだ。アマゾンで買えばよかった。 簡潔に言うとあれは『NTRニ…

昔日

昔の夢を見た。 夢の中で、かい君はまだ小学生で、私は成長していた。 「君は変わらないね」と私は夢の中の彼に話しかけると、 「君は大きくなった」とかい君は返した。 「大きくなって、つまらなくなった」とこっちを見ながら言った。 全くその通りだ。私は…

フランシスコ・デ・ゴヤ

最近美術館へしばしば足を運ぶようになりなして、ようやく絵画について少し蘊蓄を垂らせるようになりました。昔から絵を描くのは好きでしたが名画には微塵たりとも興味がなかったので、少し精神的に成長できたようにも思えます... まず私が初めて興味を持…