生々流転

日々の生活

不思議な夢を見た。

私は夜電車に乗っていて、帰路についていた。電車の中は空いていて、席が所々空いていた。しかし降りるはずの駅には違う名前の駅が出来ていて、それを過ぎても家から遠ざかるばかりだった。私は家に帰れないまま、逆方向の電車に乗り、世の中に何が起きているのか見ようとした。しかし皆は至って普通に生活していて、迷いなく問題なく、乗るべき電車に乗り降りるべき駅に降りることが出来るのだ。たまに降りるとそこは懐かしい風景ばかりで、果たしてそれが幼い頃の記憶なのか夢で見た風景なのか分からなくなった。周りの人に道を聞くもみんな知らないと言う。最後は知らぬ住職が、ただ女の人が森の中に立っている意味を表す漢文を教えてくれた。

夢から醒めるとただひたすら懐かしく、どこかそぞろ恐ろしい気分だった。