文鳥とピアノ

少しだけお付き合いください

夏という季節

夏は非日常的だ。

昔から夏は特別だった。暑苦しいのは好きじゃなかったけど、夏が来ると夏休みと誕生日が近い。プール開きに夏期講習、夏祭り、花火、夏の甲子園。青春の代名詞であり全てのハレと娯楽の集い場所で、嫌いな学校から遠ざかれるし、好きな事を好きなだけする事が許される。

 

20代になっても、夏は特別な季節。ふと往事を思い出したり、新しい事を初めてみたり、バーゲンと飲みで羽目を外したり、それは夏だから許される。年中そんな事をしてたら締りがなくて駄目だ。自分の中では夏ならなんでも許される。1日中雲を眺めてるのも山手線を乗り回すのも。過去にしがみつくのも。

 

今年の夏はとりあえず遠くの東北の山に行ってみたい。海より断然山が好きだ。山にはやまびこがいるけど海にはいない。泳げないし。

 

まあ、つまりは夏は好きなんだ。