2017-02-05 冬 雑記 雨が降るりそうなじめじめした冬の日に、不意に襲ってくる懐かしい空気を追いかけたその先にあるものは 小さい頃に住んでた都市の空の記憶と 少し古くなった石造の家 埃っぽい道路の脇を歩いてる情景 温泉旅館の廊下を歩いてる気怠さ それらは全て自分の中にあるはずのものなのに なにかの五感の刺激がないともう引き出せない 悲しいほど愛おしい過去の記憶 マドレーヌを紅茶に浸した一瞬の香りと共に去る