読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

生々流転

日々の生活

フランシスコ・デ・ゴヤ

最近美術館へしばしば足を運ぶようになりなして、ようやく絵画について少し蘊蓄を垂らせるようになりました。昔から絵を描くのは好きでしたが名画には微塵たりとも興味がなかったので、少し精神的に成長できたようにも思えます...

 

まず私が初めて興味を持った作品から

クリックすると新しいウィンドウで開きます

これは塾の壁に貼られてあった、古い紙きれのような絵でした(なかなか変な塾である)。The Sleep of Reason Produces Monsters と、左下の白字、スペイン語で少々見づらいけど書いてあります。他にも同じような黄ばんだ紙切れの似たようなデッサンの絵が何枚かありましたがこれがどうしても気になって調べたらゴヤの作でした。其の頃ゴヤと言えば、ソファーに転がってる裸婦の絵だったので(すごい偏見)人違いかな?(笑)と適当に流してしまった。実はラファエロ展で『わが子を喰らうサトゥルヌス』『砂に埋もれる犬』などの黒い絵シリーズは何作か目にかかった筈なんだけど、人名はやはりすぐに覚えられなかったようです。

 

ところでこの「The Sleep of Reason Produces Monsters」(理性の眠りは妖怪を生む)は版画集連作Los caprichos(気まぐれ)中の「夢」シリーズに当たるもので、この時すでに聾者となっていたそうだ。社会への風刺をあからさまに表現したものがよく出版できたものだ。